ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌 ![]() 価格: 3,000円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 歌っているのは、一流のオペラや歌曲の歌い手で、いずれも端正な歌いぶりである。クラシックの好きな人向きかもしれない。 私がこの歌集を買う気になったのは、斉藤佳三の「ふるさとの」が、入っていたからである。母が、生前、この歌を台所でよく口ずさんでいたのを懐かしく思っていたが、改めて聴いてみて、胸が熱くなった。信時潔の「沙羅」が入っているのもうれしい。「海ゆかば」 (私は名曲だと思うが) のせいか、彼の歌をめったに聞く機会がないのを残念に思っている。 「カチューシャの唄」や「ゴンドラの唄」は、出だししか知らなかったが、今回、全曲を聴くことができた。 |
羊のうた オリジナルアニメサウンドトラック ![]() 価格: 2,625円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 『Destiny〜宿命〜』が聞きたくて購入しました。 DVDで映像と共に聞いてもかなり良かったが、 また、CDで改めて聞いても良いです。 歌詞の一言一言も切ないメロディーも「羊のうた」にぴったりだと思います。 ただ、このCDには千砂・一砂Ver.が入ってますが そうじゃなかったのが、少し残念です。 でもかなり出来が良いと思うので、買って損はしないと思いますよ。 |
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羊のうた [DVD] ![]() 価格: 4,935円 レビュー評価:4.0 レビュー数:6 原作とは似てはいてもこれは花堂監督によって創られた違う物語という印象です。原作はとても悲劇的なのですが、何処か余韻のある終り方、幼い日の夏、あんな情景に出会った事ある様なとも思わせる郷愁を誘う風景や人物描写の映像。そして「自分っていったい何?」「誰の為に生きるの?」「何故誰かを求めてしまうの?」という全体を流れるテ‐マがとても美しく描き出されている映画でした。 |
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羊のうた(4) [VHS] ![]() 価格: 9,240円 レビュー評価:2.0 レビュー数:1 原作の魅力を殆ど伝えることが出来ていません。 クライマックスといえる千砂の最期のシーンでの、一砂とのやりとりも台詞が変更されているし(原作の方が良い)、結末も含めて省略されたエピソードが多すぎて、ファンにはがっかりな出来です。 正直お勧めできません。 |
羊の歌―わが回想 (岩波新書 青版 689) ![]() 価格: 777円 レビュー評価:5.0 レビュー数:7 羊の歌は、知の巨人と名高い加藤周一氏の名著です。本書は、氏が生まれてから医学部医局員時代までの自伝で、おもに自分の青春時代と太平洋戦争の世間のなりゆきが同時進行で書かれています。加藤氏は独特の視点をお持ちのようで、自分自身をちょっと上から俯瞰するような眼でみつめていたようです。そのことは本書を読むとよくわかるかと思います。医局員時代以後は、続・羊の歌に続きます。 私は、本書を内容や文章も高度でかなりむずかしいのだろうなと、最初は読むのをためらっていました。しかしながら、数ページ読んだところ、教養を積んだ人はこういう文章を書くのかと、とてもわかりやすい文章に感銘をう |
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続 羊の歌―わが回想 (岩波新書 青版 690) ![]() 価格: 756円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 「共産主義に賛成するか。反対するか」という問いに、”もし私が英国人であったら、反対し、中国人であったら、賛成するだろう”(”偽善”)。ここには、”日本人であったら”という条件と答がありません。傍観者として、類稀な観察眼と洞察力を発揮した加藤氏ですが、正続編を通じて、傍観者である自己や、それを可能としている自己の立場に、疑問を感じている場面が何度も出てきます。 ”傍観者としての判断は、常に可能ではない。故に傍観者であるのをやめるときがなければならない・・・”(”外からみた日本”)。晩年の加藤氏が、限られた人生の残り時間の中で、多くの市民集会に参加し発言を続けていたのは、本書終了 |
羊のうた (第6巻) (バーズコミックス) ![]() 価格: 567円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 遂に終盤です。 高城医院の元看護婦(看護師と表記しないのは原文通り)・風見忍布の登場により徐々に解明されていく母・百子の死の真相。少しずつ、しかし確実に千砂の躯を蝕んでゆく病。高城姉弟を巡る様々な事柄が徐々に結末に向けて動き出しました。 千砂と学友・佐崎に新たな友情関係が芽生え、読んでいる内に千砂に生への執着が生まれればと願っている自分がいます。 やはりハッピーエンドでは終わらないのでしょうが、次巻が待ち遠しいです。 次巻、いよいよ最終巻です。 |