DK.ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.11 価格: 2,100円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 1972年ごろだったか、シングル盤(エレックレコード EB-1013)で出ていた「ドウチュイムニイ」(元はこう表現されている)が忘れられないのでCDを探しました。しかし、無い! 沖縄の言葉で独り言を意味するドウチュイムニイを熱唱する佐渡山豊の声が忘れられません。沖縄の本土返還のとき、“日本語よりも新鮮な沖縄(うちなわ)ぐちを使おうよ”となしくずしに日本に同化することに対して「ノー!」をつきつけた佐渡山の意義は次第に大きくなると思います。沖縄語をまじえた歌詞は強烈! 当時、・・・ナカマヌチンカイヤ、アバアカトオル・・・覚えました。 |
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ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.15 佐渡山豊 presents トラトラトラ2002 価格: 2,100円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 追体験派にとって始めてみる中山ラビさんに深い感銘を受けました。全盛期の頃と変わらない歌声、ダイナミクスのあるコードストローク、無意識的に奏でる3フィンガー、曲間のMCに於ける聰明さ。時に幼くも見え、しかし一点たりとも女々しくなく、媚ることのない硬派なラビさんが最高に格好よく、最高に素敵です。音楽家を志す者にとって人生を捧げたくなる存在です。 |
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沖縄フォーク村(紙ジャケット仕様) 価格: 2,100円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 深夜放送のラジオ番組の中で、 本土復帰直前の沖縄を吉田拓郎がレポートした時に、 紹介されたのが佐渡山豊の「どうちゅいむにぃ」。 「本土復帰万歳」ムードに酔う脳天気な高校生だった私にとって、 この歌は衝撃的だった。 そして、「沖縄」の歴史や風土や人々のことを、 本土復帰の意味を、 高校生なりに考え始めるきっかけになったのだった。 とはいえ、その深夜番組でのレポートも 「沖縄フォーク村」のメンバーによる歌も 「お堅く」て「重苦しい」ものばかりが詰まっているわけでは |
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時間のカケラ~Fragment of the time~ 価格: 3,000円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 佐渡山豊、70年代前半のフォークソング隆盛期を知る人なら、聞き覚えのある名前かも。 彼の紡ぐ言葉の数々、連綿として彼の叫びに変わる。 心地良い琉球・沖縄ソング・・・それを期待するのは大きな間違い。 心地良さを求める人には買って欲しくないアルバムである。 彼の歌はBGMには決してならない。 一つ一つの言葉を歌詞カードを見ながら確かめながら曲に乗せた言葉を聴く。 未だに70年代の古くさいフォークの世界を引きずってる数少ない歌唄いの一人である。 確かに時代遅れかもしれない、でも、「言葉」って何なんだろうね。 |
BEST〜エレック・イヤーズ 価格: 2,100円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 沖縄フォーク村の出身、さどやま・ゆたか。3曲目をカラオケで歌う年輩者にときどき出くわしますが、なんといっても1曲目の訴求力ですね。佐渡山といえば、まずこの曲です。沖縄から発信された歌であり、沖縄の現実を知らない者にはけして歌えない情念があふれています。カテゴリーとしてはフォークとなりましょうが、単純な4畳半フォークではなく、時代の熱気のようなものが伝わってきます。さいわい廉価盤なので、この1曲のために買っても損はしないです。ときどき有線放送のフォークチャンネルから佐渡山が流れ出しますが ほかの歌い手たちとは一線を画す魂のようなものを感じます。 |